「投資ってお金持ちがやることでしょ?」
そんなことはありません。
今は100円から投資できる時代です。
投資に全く縁がなかった、そんなあなたにこそ伝わるように。
インデックス投資の始め方を、丁寧に解説します。
インデックス投資の始め方はカンタン、たったの4ステップ。
- 購入するインデックスファンドを決める
- ネット証券とネット銀行の口座を開設する
- つみたてNISAやiDeCoの口座を開設する
- 最初に決めたファンドの積立購入を設定する
ほんの小額からの投資で、資産形成を始めてみましょう。
インデックス投資を始めるベストタイミングは「今この瞬間」
「今は株価が高いから、もう少し安くなってから始めたほうがいいんじゃないの?」
損したくない気持ち、わたしも同じです。
でも安心してください。
インデックス投資を始めるベストタイミングには、明確な答えがあります。
それはこの記事を読んでいる、今この瞬間です。
インデックス投資は15年以上の長期投資を前提としています。
始めるタイミングの株価が割高でも割安でも、最終的な結果に与える影響は微々たるもの。
株価を予想するより、少しでも長く複利の恩恵を受けたほうが、より良い結果が得られます。
※複利とは利子にもまた利子がついて、雪だるま式に資産が増えること。

例えば100万円が単利10%で10年たつと、200万円です。
ですが同じ100万円でも複利10%で10年たつと、259万円になります。
インデックス投資の始め方4ステップをわかりやすく解説
お待たせしました。
インデックス投資の始め方4ステップ、その解説に移りますね。
- 【ステップ1】購入するインデックスファンドを決める
- 【ステップ2】ネット証券とネット銀行の口座を開設する
- 【ステップ3】つみたてNISAやiDeCoの口座を開設する
- 【ステップ4】最初に決めたファンドの積立購入を設定する
【ステップ1】購入するインデックスファンドを決める
最初に決めるのは、どのインデックスファンドを購入するか。
証券会社によって取り扱い商品が異なるので、最初に決めておきましょう。
せっかく口座開設しても取り扱いが無いと悲しいので・・・。
インデックスファンドの選び方をざっくり説明すると以下の2ステップ
- 連動する指数を決めて
- 具体的なファンドを決める
いまからインデックス投資を始めるなら、オススメは以下2本のどちらか。
- 【指数】全世界株(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)
【銘柄】eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 【指数】米国株(S&P500)
【銘柄】eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
どちらも右肩上がりに成長してきた実績があり、楽天証券やSBI証券などの主要ネット証券会社で取り扱われています。
ファンドは自分で選びたいというコダワリ派のあなたには、以下の記事もオススメです。
【インデックスファンドの選び方】重要ポイント3選とオススメファンドを紹介
【ステップ2】ネット証券とネット銀行の口座を開設する
インデックスファンドが決まったら、次は証券口座の開設です。
証券会社は実店舗ではなく、必ずネット証券から選びましょう。
理由は2つ。
- 口座開設からファンドの購入・売却まで全ての手続きが自宅で完結するから
- 実店舗とは異なり、ネット証券は強引な営業が少ないから
何より重要なのが、強引な営業がほとんど無いこと。
営業に押し切られてぼったくりファンドを買ってしまう心配もありません。
そんなネット証券の中で、オススメできるのは以下の2つ。
本当にどちらもオススメなんですが、普段使っているポイントで使い分けるとお得です。
- 楽天ポイントをよく使う
楽天証券
- TポイントやPontaポイントをよく使う
SBI証券
あわせて用意しておきたいのがネット銀行の口座。
以下のメリットがあります。
- ネット証券とネット銀行で、リアルタイムかつ手数料無しで入出金できる
- ネット銀行の預金金利に優遇を受けられる
楽天証券なら楽天銀行、SBI証券なら住信SBIネット銀行の口座があれば、もっと便利でお得になるんです。
わたしが実際に使っているネット証券のレビュー記事もあるので、参考にしてみてください。
楽天証券を1年間使ってみたレビュー!楽天ポイントでお得な証券口座
【ステップ3】つみたてNISAとiDeCoを活用してもっとお得に
これからインデックス投資を始めるなら、つみたてNISAとiDeCoをフル活用しましょう!
簡単に説明すると、国が用意した長期投資をサポートするための非課税制度です。
例えば100万円投資して150万円になったとして。
本来であれば運用益の50万円に対して約20%、およそ10万円の税金がかかります。
ですがつみたてNISAやiDeCoを活用すると、この税金が無くなるんです。
それぞれの特徴は以下の通り。
- つみたてNISA
- 長期投資のサポート制度、いつでも好きな時に換金できる
- 金融庁お墨付きの投資信託が対象
- 年間40万円、投資してから20年間ずっと運用益が非課税
- iDeCo
- 自分で作る年金制度、例外を除いて受け取りは60歳以降
- 掛金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 受け取るときにも控除がある
つみたてNISAの方が敷居が低いので、迷ったらまずはつみたてNISAから試してみるのがオススメ。
つみたてNISAやiDeCoで賢く節税して、最大限に複利効果を生かしましょう。
つみたてNISAとiDeCoを徹底比較!老後資産形成に有利なのはどっち?
【ステップ4】積立設定を利用してお手軽に
ファンドが決まって、口座も用意できたら、ついにインデックス投資のはじまりです!
といっても、やることはひとつ。
積立設定してほっとく、ただこれだけ。
楽天証券やSBI証券、その他主要なネット証券では定期積立機能があります。
毎月もしくは毎日、指定金額で指定ファンドを自動的に購入する機能です。
※もちろんつみたてNISAやiDeCoでも利用できます。
積立設定してしまえば、あとはほっとくだけ。
これであなたもインデックス投資家デビューです!
最初は100円から、様子をみながら少しずつ投資金額を増やしてみてください。
100円から始める資産形成で変化する時代に対応しよう
いまや銀行預金の金利はすずめの涙。
なのに使う予定がないお金を、銀行口座に寝かせておくのはもったいない!
終身雇用制度が徐々に終わり始めて、公的年金受給額も減りそうなこのご時世。
打てる手は早いうちに打っておくのが将来のためです。
ここで100円から始められるインデックス投資の出番。
投資なので元本保証はありません。
自分のお金が減ると怖いのは真っ当な感情です。
なにも最初から限界ギリギリまで投資しなくても大丈夫。
いまは100円から投資できる時代です。
小額から初めて、慣れてきたら少しずつ金額を増やせば十分です。
ゆくゆくはキチンと投資目的を見据えて、計画的な投資をしてほしいですが、それはまだ先の話。
まずは今この瞬間に小額から投資を始めてみる。
それが先の見えないこの時代に、あなたの将来を明るくする第一歩です。